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インド紀行

法印:「むかしも昔、三千年♪花咲匂う♪春、八日♪響き渡った一声は♪天にも地にも我独り♪」
宰相:「ほっ法印さま、その歌は、いったい???」
法印:「うむ、しらんのか、仏教徒のくせに!はなまつりの歌じゃ」
 

ルンビニ=アショカ王石塔

霧に包まれた涅槃寺

インドの道

ガンジスの朝日イルカに出会う!

ベナレスの沐浴

迎仏の丘=鹿野苑近郊

鹿野苑=初天法輪の地

アグラのタージマハール

全長3キロにも及ぶアグラ城

城門をくぐり


宰相:「タージマハールの中で写真を撮ったら怒られましたよ。」
法印:「当たり前じゃ!このバカタレ。あれはな、お墓なのじゃ」
   「ムガール帝国五代皇帝シャー・ジャハンとその妃のな」
   「それは、それは、悲しい愛のお話なのじゃが、時間が無いから簡単にいうとな」
   「ムムターズ・マハル(王宮第一の花)のお墓としてシャー・ジャハンが建てたのじゃ」
宰相:「舌を噛みそうな名前ですな。」                   
法印:「彼女はペルシャ系の美人で、十九年間の結婚生活で十四人の子どもをもうけたんじゃ」
    「そのため、彼女の結婚生活はほとんど寝て暮らしたと噂されたらしい」
宰相:「不謹慎な人もいるモンですね」
法印:「それでじゃ、十四人目の出産が原因で薨去されたのじゃ」
宰相:「王は、彼女の死を嘆いたでしょうね。」
法印:「そうじゃ、彼女は死ぬ直後『私が死んだら、他の妃を娶らず、美しい墓を作ってね』って遺言したのじゃたのじゃ」
   「シャー・ジャハンはその遺言通りタージマハール廟の建設にうつったのじゃ」
法印:「実に22年の歳月をかけて完成した時、ジャー・ジャハンは、第三子アウラン・ゼーブによってアグラ城に幽閉されていた」
    「彼は死ぬまでの6年間、アグラ城の小さな小窓から、タージマハールを見つめていたのじゃ」
宰相:「私も見ました。アグラ城から、眼下の城壁の内側には虎が放し飼いされていたそうですよ。ガルル」
法印:「お主に、こんな話しをしたのがバカじゃった。」
宰相:「えっ、インドと言えばゾウとトラでしょが・・・・」